報道ステーションについて、疑問を持っているのだが、
先日、千葉の女子大生殺害事件でのニュースをたまたま見ていました。
その中で、被害者女性がカラオケで歌っている音声を、写真・映像とともに流していた。(テロップでは、その曲の曲名とアーティスト名まで表示していた)
おそらく、その時いっしょにいた友人が録音していたのだろう。
この報道の姿勢ひとつとっても、ますます嫌悪感を感じてしまって。
報道番組としての姿勢をはるかに越えている演出になっているのでは?って。
演出頼りになっている・・・
報道ステーションは、そういうのが非常に目に付く番組ではある。
古館キャスターの、過度に不安をあおる伝え方、なんとなく知ったかぶりのコメントも、
違和感をずーっと感じているのですが、
いま一度、報道番組とはなにか?を考えてみたらと想うのです。
報道ステーションは、「報道の皮をかぶったワイドショー」
正統な報道番組としているものの、そのコメントや演出方法は、きょう伝えるべきニュースをワイドショー的な手法で伝えている部分が目に付くところがあって。
今回のことでも、被害者女性のカラオケの歌なんて、まったく必要ない。
どういうセンスをもたれているのか知らないけれど、理解しがたい。
単なる過度な演出でしかなくて、低俗なワイドショーと何ら変わらないのでは?と、想ってしまうのです。
前身のニュースステーションの場合、ニュースのワイドショー化の代表的な番組といわれたけれど
そのニュース自体を、ワイドショー的に伝えるのではなく、番組内で、ゲストとのトークとか、時にはアーティストが歌を歌ったりとか、久米さんのバラエティー的な言動、企画とか。そういうものを番組の中に取り入れたということだと想うんです。(たしかにダイオキシン問題とか、問題点もありましたが)
そこが、ニュースステーションと報道ステーションの大きな違いなのでは?って想います。
(あくまで筆者であるわたしが、ずっと感じていたことです。きっと報道ステーションのファンの方は、まったくちがう視点で見られていると想いますよ)
「報道ステーション」「総力報道!THE NEWS」「真相報道バンキシャ」
報道と名のつく番組がむしろ、本来の報道のあり方から、離れてて、ワイドショー的な、視聴者へ過度にあおる報道姿勢、演出頼りの番組内容という気がちょっぴりするんですよね。報道ならば、淡々と、きょう起きたことを伝えて、伝えなくちゃいけないことをしっかり客観的に伝えることが、まず最初に求められているのでは?