角田光代さんって、好きな作家さん。
その彼女の原作がドラマ化されて、きょうスタートした。
「八日目の蝉」
http://www.nhk.or.jp/drama/semi/
NHK総合 火曜22時
希和子(壇れい)は、同じ職場の妻のある男(津田寛治)と不倫の末、妊娠する。でも、いずれ妻と別れるから、今回は中絶してくれと、男に頼まれ、泣く泣く中絶する。しかし、その時、男の妻は妊娠していた。男から冷たく捨てられ、妻(板谷由夏)からも、ひどい仕打ちを受け、その挙句、子供の産めない身体になってしまった希和子は、その男と妻の間の、生まれたばかりの赤ちゃんを、夫婦が留守の間に、自宅へ入って奪い逃走する。自分の子として育てるため。長い長い逃亡劇がはじまっていく・・・そこがメインのストーリー。そして、その赤ちゃんの20年後の女性(北乃きい)のストーリーがクロスして展開されている
だめだ、見入ってしまった。涙ぐんでしまった。
別段、主人公の壇れいさんの演技どうこうじゃなくて、全体的なドラマの空気感に入り込んでしまって。罪を背負いながら、これから逃亡していく。どう展開するのか・・・
人は誰でも、大きからず小さからず、罪を犯している。でも、そこには、同情すべき要素、でも、社会的ルールから言って許されない要素。それが複雑に絡み合う。その狭間で、このドラマも成り立っているのでしょう。罪はいずれ償わなくてはいけない。でも、それでも許しを請う。人間の中の、ある意味大きな永遠のテーマだと想うのですが。どうでしょう。
すごく最終回まで楽しみです。
4月からは、「臨場」の新シリーズもあるし、
気になるドラマがいくつかありますね。