このブログで、番組開始直後から、酷評していた、TBS系「水曜ノンフィクション・関口宏モトをたどれば」が、今月3日放送分で終了することが、2日後のきのう発表された。ちなみに3日放送の視聴率は、なんと2.8%。全23回の平均視聴率は5.7%
筆者の住んでいる地区では、20時台に移動となってからは放送されていない。3日放送終了時、来週の予告みたいなものはあったのだろうか?この低視聴率を問題視したのだろう。
「水曜ノンフィクション」「総力報道THE NEWS」「ひるおび」
低視聴率番組で話題になっているうちの1角が倒れてしまった。
どれも共通するのは、コンセプトがまったくわからない。どういう番組のカテゴリーなのか不明ということ
水曜ノンフィクションも、本格的な報道番組でもなく、本格的なドキュメンタリーでもなく。
総力報道THE NEWSも、総力報道という割には、芸能やら、スーパーの戦術やら・・・名前負けです。
ひるおびも、ワイドショーなのか、報道なのかよくわからない。ただ、さしさわりないことを、だらだら4時間。
(同じ曜日の久米宏さんの番組も、スタート時はあいまいだったが、4月改編で、トーク対談番組に代わったので、コンセプトがとりあえずはっきりした。数字は相変わらずだが)
明確なカテゴリーをきちんと定めないと、内容が散漫かつ希薄になり、視聴者もついてこない。
前も書きましたが、
本当に質のいい番組を作る気持ちがあれば、
関口さんも、コメンテーターもいらない。はっきりいって、無駄です。
純然たるドキュメンタリーを、報道セクションがつくればいいのです。
スタジオ部分を作るのであれば、現場で取材した記者やディレクターが、出演して伝えるのが基本だと思います。
もしくは、全国最高の系列局を持っているのだから、その系列各社のドキュメンタリーを放送すれば、地方局の士気もあがるし、本当のドキュメンタリー番組になりうると思う。その勇気がいまのTBSにはない。
同時期にはじまった、テレビ朝日の「報道発ドキュメンタリ宣言」という好例を見てもわかることですよね。
こちらは、きちんと作りこんでいるし、報道発という名前どおりの番組だと思う。数字も、そこそこ取っている。
10日から、森三中司会の生活情報番組「激安バラエティー」。
かなりのやっつけ仕事。
タイトルから、すぐわかります。きっと改編期までのつなぎ番組なのでしょう。