往年の刑事ドラマの名作「特捜最前線」のシーンを
当時の映像のまま、吹き替えだけを変えてパロディー的に制作した「家庭教師のトライ」のCMが非常にイイ!
「取り合い編」「自分で電話しろ編」の2本は、二谷英明と藤岡弘。が、ドラマでは爆弾犯人からの電話であろうシーンなのだが、吹き替えで、わが子への家庭教師を電話で頼むというナレーションに変えられている
※視聴は、家庭教師のトライのホームページでも可能
http://www.trygroup.co.jp/
先日から、「夏休み編」の放送もスタート。大滝秀治さんも登場するシーンが使われる。
こういう吹き替えだけを変えて、面白いCMにするという手法は、目新しいものではない
かつて、リクルートの「HOTPEPPER(ホットペッパー)のCMで同じ手法を使っていた
(こちらは、洋画の名作映画っぽい1シーンをわざわざ制作し、吹き替えを面白いものにしていた。実際の映画は使われていない。あくまでよーく似たものを制作した。ちなみにこちらのナレーションは、すべてホットペッパーのCMのディレクターが自らやっている)
きっと、いま、家庭教師を頼むであろう中高生親の年齢だと、特捜最前線を子供のころみていた世代になんとか入るだろうから、このCMの面白さ、意図が十分理解できるであろう。
手法は新しくないが、なぜ、家庭教師のCMで、特捜最前線というドラマの映像を使ったのか?
その発想を、ぜひ制作者に伺いたいものです。
(セレクトがなかなか渋い・・・普通なら、安易に「太陽にほえろ」あたりを使いたいものだが)
きっと、年末のACC全日本CMフェスティバルにノミネートされ、なんらかの賞を受賞するのでは?って予感がする。