低予算でも面白い番組は出来る!
BSジャパンで、1月からスタートした日曜23:30~の番組「ホリペイ」
テレビ東京の土曜深夜に放送している「アリケン」のアナザーストーリー(スピンオフ)版の番組としてスタートした。
ひと言で言うと、有田哲平と堀内健の2人が、毎回2,3のテーマについて、毒トークするだけの番組。セットすらない。アリケンのロケ終わりに、おまけで作っている。だから、ロケ地だったり、ロケバスの中だったり、スタジオの屋上だったり。2人が座って、ただ、ずっとだらだらしゃべっているだけ。だけれど、それがシンプルイズベストでおもしろい。
普段の顔違って、素の2人が見える。もちろん下ネタもバンバン。そしてお堅いニュースについても毒づく。
いままで語ったテーマも至ってシンプル
「ゆとり教育」「大阪」「結婚」「ラ・テ欄」「ブルーレイ」「バレンタイン」「視聴率」「女子アナ」などなど
無論、毒舌でそれらをまじめに斬っていくトークをしているのではあるが・・・
ただ、時に話はどんどん脱線し。
「バレンタイン」のときは、行き着く先はゲームをしだす
「バ」
「バレ」
「バレン」
「バレンタ」
で連想する言葉、造語を作るゲームをしだすありさま。でもそのグダグダ感が、不思議な面白さになっていく。
でも逆に「結婚」というテーマは、2人のプライベートも垣間見えて、とても深く語り合う。
本人たちも、「まったくお金がかかっていない番組」
でも、「アリケン」よりも評判がいい
と皮肉を込めて毎回語っている。
なにより、本人たちが、本当に楽しんでいる番組でもあるようだ
BSジャパンって、時折、こうした番組を作る。
同時期にスタートした「少年タカトシ」(タカトシが、これまた自費でグダグダどこかへ行って、やりたいことをやるだけ)もそうだけれど、そのグダグダ感、チープ感が、素のままを見せている。
昨年放送していた「衛星魂シーズン1」も、秀作。
その中の企画には、「お金のないTV」なる、まさにそのもの名前のものまであった。本当にお金をかけず、くだらないこと(森進一のものまねの元祖を見つけるとか、毎回どうでもいいテーマ)
をスタッフが調査して、YOUがその調査の様子のVTRを見て突っ込みいれているだけの番組。これもYOUとスタッフが出演するシーンは、楽屋だとか、小さなラーメン店とかとか。
BSって視聴率ないからなぁ。
だから、ときにこういう番組を作れるのです